- 行き詰まったときのブリーフセラピー -
ご挨拶
Fukuoka
このたび、日本ブリーフセラピー協会第9回大会を福岡支部と鹿児島支部の合同で引き受けさせていただくことになりました。会場のももちパレスは、交通の便がよく、地下鉄を使えば福岡の中心である天神へ9分、博多駅へは15分、福岡空港にも21分の場所です。福岡もぜひ満喫してください。
さて、ブリーフセラピーは、その肯定的な人間観と積極的な援助観により、様々な分野で取り入れられてきました。「すべてのことはやりつくしたのに」といった行き詰まった状況でも、効果的に援助する手立てが得られることから、高い関心が向けられてきました。一方で、ブリーフセラピーを意図して援助を進めているなかで行き詰まり、ブリーフセラピーの限界のように感じられ失望をおぼえたという声も聞かれます。そこで、今回のテーマは「ブリーフセラピーの広さと深さ~行き詰まったときのブリーフセラピー」としました。
問題が固定化し行き詰まったとき、ブリーフセラピーではどう考え、いかにアプローチし、どのように変化が生じるのかについて改めて整理する機会になればと思います。一方で、ブリーフセラピーに行き詰まりを感じるようなとき、どのようにブリーフセラピーを理解しなおし、どのように工夫していくといいのかについても、多くの示唆が得られる機会になればと思います。
基調講演や研究発表、ワークショップなど盛り沢山です。恒例の大人気企画B-1グランプリももちろん今年もございます。
基調講演には鹿児島大学名誉教授の十島雍蔵先生を招聘させていただきました。十島先生の『家族システム援助論』はブリーフセラピーを学び実践する者にとっては、バイブルともいえる名著です。そこで、「家族システム援助論について、もし今考えるとすれば?」というテーマで十島先生の現在の到達点についてお話しいただきます。
今大会は福岡支部と鹿児島支部の会員が中心となり準備を進めてきました。佐賀や熊本の会員も準備委員として携わり、九州一丸となってみなさまのお越しを心よりお待ちしております。
日本ブリーフセラピー協会第9回学術会議
大会長 佐賀大学 石井宏祐
日程
2017年10月21日(土)〜22日(日)
内容・プログラム
Fukuoka
大会スケジュール1日目
大会スケジュール2日目
懇親会
Fukuoka
会場:ホテルレオパレス博多 イベントホール
博多駅から徒歩3分です。情報交換や交流の場として、奮ってご参加ください。
懇親会は事前予約のみとなりますのでご注意ください。
ブリーフセラピスト認定証・学会賞授与式は懇親会会場で行われます。
基調講演
1日目午後
家族システム援助論について、もし今考えるとすれば?
講師
鹿児島大学名誉教授・志學館大学名誉教授・社会福祉法人吾子の里理事長・臨床心理士・福祉心理士
十島 雍蔵 先生
座長
東北大学名誉教授・元九州大学客員教授 日本ブリーフセラピー協会代表
長谷川 啓三 先生
十島先生の御著書『家族システム援助論』(2001年,ナカニシヤ出版)は、本邦の多くのブリーフセラピー実践家に影響を与えました。B-Fフィードバックモデル、ナラティヴ論・オートポイエーシス論・仏教論なども踏まえた先生の臨床観に大いに刺激を受けた方も多いのではないでしょうか。御著書出版から16年。『家族システム援助論』の理論と実践、そしてそこに宿る援助観について、現在の十島先生の思いやお考えを改めてうかがうことは、本大会のテーマであります「ブリーフセラピーの広さと深さ」を検討する、まさに絶好の機会となることと思います。
大会特別企画ワークショップ
1日目午前
第6回B-1 ブリーフセラピスト支部対抗選手権
大会特別企画ワークショップとして、学術会議で恒例となる第6回B-1 ブリーフセラピスト支部対抗選手権を行います。出場支部のリアルタイムで展開するブリーフセラピーを見聞きすることを通して、各自の実践を振り返ります。会場のみなさまには、最も優れたデモンストレーションを行った支部に投票を行っていただきます。
なお、エントリーいただいた支部が多数のため、予選により5支部を選出します。磨き抜かれたブリーフセラピーのデモンストレーションをぜひご体感下さい。
ワークショップ1
行き詰まったときのブリーフセラピー
本ワークショップは実践者向けに企画されたものです。ブリーフセラピーに行き詰まりを感じた状況や事例、また、行き詰った状況でブリーフセラピーだからこそ役立ったという状況や事例について、ブリーフセラピーを習熟した3名の先生方にご紹介いただき、その行き詰まりにどのように対応しているのかお話しいただきます。
話題提供 中村誠文(鹿児島純心女子大学)
話題提供 戸田さやか(江戸川区発達障害相談センター)
話題提供 岩本脩平(ファミリーカウンセリングルーム松ヶ崎 ふくらむ)
指定討論 佐藤克彦(三楽病院)
司会 若島孔文(東北大学大学院)
ワークショップ2
ブリーフセラピー入門〜初学者の方が陥りやすい行き詰まりのポイントと対処のコツ
ブリーフセラピーの初学者の方を対象としたワークショップです。
悪循環の遮断を目指すMRIのアプローチと、良循環の維持を目指すソリューション・フォーカスト・アプローチを、同時に進めるダブル・ディスクリプション・モデルの手引に沿って、ブリーフセラピーの進め方について解説します。折々で陥りやすい行き詰まりのポイントを整理し、それらへの対処のコツを解説します。
講師 石井宏祐(佐賀大学)
講師 松本宏明(志學館大学)
ポスター発表
Poster
ポスターは当日(10月22日) 13:00〜13:20 の間に会場に掲示してください。
発表者は10月22日 13:30〜14:30 を滞在時間として、プレゼンテーション、ディスカッションを行い、同日15:20までにポスターの撤去をお願いいたします。
お申込み方法
大会参加
期日
発表申込み・抄録提出締め切り:9月11日(月)
大会参加事前申込み締め切り:9月25日(月)
申込方法
参加希望の方は 申込フォーム か FAX でお申込みください。
事前申込みは、料金のお振込をもって参加申込完了となりますのでご注意ください。
お申込みフォーム (事前申し込みのみ)
9月25日を持って事前申し込みは終了いたしました。
本ページ下部の申込フォームよりお申し込みください。
事前参加申し込みが終了した後に参加ご希望の方は、当日受付にてお申し込みの上、大会参加費(現金のみ)をお支払いください。
なお、事前参加申込終了後は、ワークショップは定員に達している場合がございますので、何卒ご了承くださいませ。
FAX (事前申し込みのみ)
9月25日を持って事前申し込みは終了いたしました。045-330-0218(合同会社INsソリューションズ)
申し込み書(発表申込兼用)(Word)
お申し込み方法
発表申し込み
研究発表・事例発表申込の方はメールかFAXにてお申し込みください。
研究発表、事例発表、ショートケースレポートについて、口頭発表及びポスター発表がございます。
研究発表、事例発表(ショートケースレポートを含む)にエントリーされる方は、口頭発表かポスター発表かのいずれかを選択してください。
口頭発表、ポスター発表において第一筆者となれるのは一発表に限定されます。連名発表についてはこの限りではございません。
発表の申し込みは、発表申込期日までに発表抄録をお送りください。
所定のフォーマットを使用し、ワード形式(Microsoft Word形式)にて以下のメールアドレスに送ってください。
なお、お送りいただいた抄録は、そのまま印刷しますので誤字脱字等ご確認ください。
ポスターのパネルの大きさは概ねH1800×W900となります。一発表につき一枚のパネルを準備いたしますので、一枚のパネルの範囲内でご自由に使用してください。
申込・お問い合わせ先
メールでのお問い合わせ
FAX:045-330-0218(INsソリューションズ)
メールの本文に口頭発表、ポスター発表のいずれかを記入してください。
研究発表申し込み
研究発表原稿(口頭発表・ポスター発表共通)
事例発表、ショートケースレポート原稿(口頭発表・ポスター発表共通)
料金
Fukuoka
大会参加費
- 会員:7,000円
- 非会員(一般):12,000円
ワークショップ参加費
- 会員:4,000円
- 非会員(一般):6,000円
懇親会参加費
- 会員・非会員(一般)とも6,000円(当日申込み不可)
お弁当
両日とも価格は一食1,000円です。
お申し込みの際に「1日目のみ希望(1,000円)」「2日目のみ希望(1,000円)」「両日希望(2,000円)」のいずれかを明記してお申込みください(当日申込み不可)。
- 当日参加(当日支払い)は各1000円増しとなります。
- ここでの会員とは本年度(4月以降)会費をお支払いただいている日本ブリーフセラピー協会本部、ならびに短期療法を学ぶ会各支部の会員を指します。
- 本年度会費が未納の場合には、年会費5,000円を合わせてお支払いください。
- 大会事前参加と同時に当協会への入会も可能です。当協会HP入会お申し込みフォームより事務局にご連絡ください。
- 一度納入された参加費は、欠席の場合でも返金いたしかねますのでご了承ください。
振込先
Fukuoka
ゆうちょ銀行(日本ブリーフセラピー協会 福岡支部)
金融機関:ゆうちょ銀行
登録名:ニホンブリーフセラピーキョウカイ フクオカシブ
- ゆうちょ銀行からの振込
記号:17780 口座番号:18241721 - ゆうちょ銀行以外からの振込
店名:七七八(ナナナナハチ)
店番:778 種目:普通 口座番号:1824172
※ 当日受付にて確認させていただく場合がございますので、振込明細書は大切に保管してください。
注意事項
臨床心理士ポイントについて
本大会では臨床心理士研修のポイント申請を予定しています。臨床心理士のポイントを希望の方は,以下のプログラムにご参加ください。
- 2017年10日21日
大会特別企画ワークショップ:第6回B-1 ブリーフセラピスト支部対抗選手権
大会基調講演:家族システム援助論について、もし今考えるとすれば? - 2017年10月22日
ワークショップ
「ポイント申請のための修了証」は10月22日「大会特別企画ワークショップ」終了後に発行予定です。大会参加申込みの際に必ず臨床心理士ポイント申請希望の旨を事務局までお知らせください。原則として事前申請のない方や再発行は致しかねますので予めご了承ください。
お申込みフォーム
Fukuoka
- 事前申し込みは9月25日に終了いたしました。
- 当日お申し込みをご利用いただきますようお願いいたします。